まこしサッカー日和

思うままにつらつらと

J1 第17節 浦和×鹿島

 2014年7月27日 
 浦和1―1鹿島 [埼玉スタジアム2〇〇2]入場者数:39205人

    [浦和] '20 興梠慎三
    [鹿島] '30 柴崎岳


J1 2014 第17節 浦和レッズー鹿島アントラーズ - YouTube

 

昨年はJリーグ20周年メモリアルマッチに指定されたこのカード。
今年も熱い攻防が繰り広げられることを期待し、現地参戦。
最寄り駅である浦和美園にて、遠方での落雷を目視し開催の可否を不安視する。

今回も諸事情により良カテゴリ席を格安で入手したものの、
実際に席に到着したところ非常に(物理的な意味で)高い。
フォーメーションの確認等は容易であるが、臨場感にはやや欠ける。
専スタとはいえ巨大なものになると見づらい席も発生してしまう。
フクアリのありがたさを再度実感する。

スタジアムのボルテージが最高潮に達したところでキックオフ。

鹿島にとって最も決められてはならない選手・興梠がセットプレーで押し込み先制。
たまたまなのか意図的なのか、鹿島サポーターの目の前でゴールパフォーマンス。
非常に勇気のある行動である。

期待のルーキー関根は、残念ながら精細を欠いていた。
パスが合わずにタッチラインを割るシーンが数多く見られた。
将来は日本を代表する選手となるであろう関根。
今後の成長が期待される。

対する鹿島はショートカウンターを中心に浦和ゴールに襲いかかっていた。
積極的なプレスを行い、高い位置でボールを奪取すると
前線の選手が一気に駆け上がり、ゴール前で数的優位を作り出していた。
以前よりもダヴィが周囲の状況をしっかりと把握していた。
(流石に膠着状態が続いた後の試合終了間際は若干利己的なプレーが見られたが)
うまくサポートの選手にボールを散らしていたのが非常に印象的である。

途中出場のルーキー杉本太郎
まだまだ荒削りな部分も見られたが、
サイドで気迫溢れるプレーをしていた。
今後に期待したい。

試合から1ヶ月以上空いたので正直あまり覚えていない。
備忘録としての役割を果たしていない。
あまり印象に残らなかった試合だった。
今後はJ2を中心に参戦することとしたい。

 

J1 第16節 横浜FM×神戸

 2014年7月23日 
 横浜FM1―1神戸 [ニッパツ三ツ沢球技場]入場者数:13445人
    [横浜] '21 兵藤慎剛
    [神戸] '18 ペドロ・ジュニオール

 


2014 J1 第16節 横浜F・マリノス vs ヴィッセル神戸 - YouTube

 

横浜の黄金期を支えたドゥトラのホームラストマッチと後から聞き
友人からの野球観戦の誘いを断り、野球大会の出場も断り、
労働から解放された後に電車に乗り横浜へ。
19時30分スタートなら比較的余裕があると踏み、ゆったり向かっていたものの
横浜発のスタジアム直行バスの待機列が100m規模で、まず遅れを取る。
そのうえなんとかバスに乗り込んだものの、案の定渋滞に捕まり大幅に遅れを出す。
結局到着したのは試合開始直前。
チケットはメイン以外が完売しており、ゴール裏は当然満杯。
泣く泣く一番後ろで立ち見をすることになった。
平日開催の場合は、少し歩くことにはなるけれども
大人しく地下鉄を使うべきだと深く心に刻んだ。

連戦であったが、特にターンオーバーすることなく両者ベストメンバー。
久しぶりのJ1観戦であり、レベルの高い試合を期待した。

前半は両者とも迫力のある攻撃を繰り広げていた。
立ち上がりは神戸が主導権を握り先制点をもぎ取るも、
その直後にセットプレーのこぼれ球を兵藤がスーパーゴールで押し込む。
後半は攻める横浜、耐える神戸という図式の一方的な展開であったが、
結局ゴールを奪うことは出来ず、1-1のドロー。
決定機は山ほどあっただけに、横浜としては痛い勝ち点1となった。

斎藤学のカットイン後のドリブルは非常に魅力的だった。
ゴール前でうまく体を反転させて放ったシュートも
残念ながらキーパー正面になったが、テクニカルなものだった。
しかしながらあまり周りを使わずにドリブルで攻め込み、
結局ロストしカウンターを受けるというシーンが目立った。
攻撃の選手がミスを恐れず積極的に仕掛けるのは重要なことであるが、
試合中に何度も同じ様な形で奪われると非常に勿体無い。
好きな選手の一人なので、
次回ワールドカップで主力として活躍することを期待したい。

ボランチに入った小椋はチャンスを複数得たが決めきれなかった。
ゴール前に放り込んだボールがこぼれ、
フリーの状態でミドルを撃つ機会が4度あった。
枠外→ポスト→枠内もキーパーに弾かれると
桜木花道「試合中に成長している・・・っ」状態であった。
次こそはと期待されるなか4度目の正直を迎えるも大きく枠外。
スタンドがずっこけた。

伊藤翔はまぁまぁ。
ラフィーニャ途中出場しボールに絡んでいたものの結果は出ず。
今後に期待。

対する神戸。
前半は中盤の選手の連動が完璧であり、何度も中央突破に成功していた。

ペドロ・ジュニオールの突破力は非常に魅力的であり、
個人でも状況を打開するうえに、周りもうまく使って攻撃の起点となっていた。

しかしながら後半は全くと言っていいほど攻撃が機能しなかった。
ボールを奪ったあとに、他の選手が均等にフィールドへ散らばってしまい
サポートもなく囲まれ、結局潰されてしまうというシーンが目立った。
そのうえ横浜の守備陣がしっかりと戻っていたため、
逆サイドでフリーの選手が生まれるわけでもなく
サイドチェンジでカウンターを狙うことも出来なかった。

今季の補強によりスタメンは非常に豪華になっているが、
途中出場の選手との差が激しいように思われた。
昨年は若手を主体として素晴らしいサッカーを展開していたと
聞くだけに、今後の底上げにも期待したい。

徒歩で横浜駅まで帰ろうかと思っていたものの、どっと疲れたのでバス。
肥満状態運動不足が加速する一方である。



第94回 天皇杯 2回戦 千葉×長野

 2014年7月13日 
 千葉3―2長野 [フクダ電子アリーナ]入場者数:3874人
    [千葉] '10 森本貴幸, '51 ケンペス, '69 森本貴幸
    [長野] '11 佐藤悠希, '39 宇野沢祐次


14/7/13 天皇杯 2回戦 ジェフ千葉 vs 長野パルセイロ ハイライト - YouTube

関塚新体制の初陣を見届ければならないという使命を感じ、今季二度目のフクアリ参戦。
相手は美濃部監督率いる昨季JFL王者AC長野パルセイロ
ジャイキリも充分に感じられる見逃せない一戦。

抜かりなくタッパを用意し蘇我に到着。
フクアリの楽しみの半分と言っても過言ではない喜作へ。
飲み物等を購入し、長野サポがひしめく列に並ぶ。

はずだった!が!

喜作はお休み。
主催の管轄が異なるため、大人の事情で出店出来なかったのか
そもそも動員が見込めず出店を見送ったのか。
確かに3000人台では難しいか。残念。
某ブログによると使わなかったタッパ叩いて応援した長野サポが居たとの情報も。
喜作リベンジも兼ねてまた行かねば。
今回喜作を食べられなかったサポーターのためにも長野には昇格を期待したい。
千葉が来年もJ2に居ること前提で話が進んでr

スタメン発表も終わったギリギリの時間に到着。
まだまだ天皇杯二回戦、当日券でも比較的安価であったためバック自由席を購入。

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近い。前日の駒場ゴール裏と比較すると天と地の差である。
フクアリは素晴らしい。
全チームがこのレベルのスタジアムで試合出来る環境が整えば
Jリーグも益々繁栄することだろう。
このスタジアムでJ1の試合が観たいというのが本音だ。

スタメンはリーグ戦21節と同じもの。
従来の基本布陣であった4-2-3-1ではなく森本とケンペスの2トップ。
本来は最前線(orトップ下)で仕事をする大塚を左サイドで起用していたのが印象的であった。

私個人は1トップよりも2トップを好む。
前回観に行った群馬戦でも2トップを採用し逆転勝利を収めた。
2列目の選手が豊富で、反対に計算できるFWの少ない千葉であれば
1トップを採用するのが自然な感じもするが是非継続して欲しい。

田中佑昌や兵働、山口智など、核となる選手が高齢化が懸念されるが
有望な若手に貧している千葉としては致し方ないだろう。
大岩と井出の成長が待たれるところである。

試合は千葉が先制し、一時逆転を許すもJ2の貫禄を見せ逆転勝利。
ケンペス、森本*2と決めるべき選手がしっかりと決めたが
それに繋がる動きも非常に組織的なもので魅力的であった。
先制点に繋がる兵働のパスは、少しサイドに流れてしまったが、
スペースを有効に使う素晴らしいパスであった。
最近は昨年終盤と違い、危険な低い位置で奪われることも少なくなり
攻撃の起点となるボランチとして非常に頼もしい。

失点に関しては最終ラインのミスが原因であった。
キム・ヒョヌンは最終ラインで直接失点に繋がるミスを頻繁に犯している。
大岩をSBとして使う以上、(また山口の引退が近いことを考えると)
今後活躍してもらわなければならない貴重な戦力である。
このままではJ1で守備が崩壊しかねないので今後の成長に期待だ。

特筆すべきは決勝点となった千葉の3点目だろう。
同点とされ、90分以内の勝利を目指す長野が前がかりになったところを突いた形になった。
あまり精力的な守備をしないとされる井出が、右サイドで間を取り時間を作っている間に
同じく守備をしないとされるケンペスが後ろからボール奪取。
ボールを受けた森本がハーフカウンターを叩き込み決勝点を得た。

見事な逆転勝利。
関塚就任前まで今年の昇格を絶望視していた千葉サポーターであったが
この状態が続くならばもはや夢ではないだろう。
今後関塚監督がどのような采配を振るうのか注目である。

先日ジャイールの復帰が発表された。
ケンペス森本の控えFW計算なのか、はたまた左サイドを主戦場とするのか。
個人的には後者と予想しているが、監督のみぞ知るところだ。
海外、鹿島と、2クラブ連続でレンタル延長のオファーが出なかったが
単純な実力面では申し分ない。

この記事を書いている間に、J2の後半開幕戦が行われ
千葉は苦手とする栃木グリスタで完封勝利を収めた。
遂に古豪がJ1復帰を果たすのだろうか。
まだまだ上位3チームを除けば団子状態のJ2。
最後まで目が離せない。

第94回 天皇杯 2回戦 浦和×浦安

 2014年7月12日 
 浦和8―2浦安 [浦和駒場スタジアム]入場者数:7275人
    [浦和] '11 阿部勇樹, '41 興梠慎三, '44 宇賀神友弥, '52 梅崎司
            '58 森脇良太, '77 興梠慎三, '83 鈴木啓太, '89 関根貴大
    [浦安] '37 上松 瑛, '90 清水康也

 


20140712 天皇杯2回戦 浦和レッズ×浦安SC試合ハイライト - YouTube

 

ほんの僅かなジャイキリの期待を胸に秘め、未踏の浦和駒場スタジアムへ小旅行。
諸事情によりチケットを非常に安く手に入れられたので
特に思い入れはないものの、アウェーゴール裏で観戦。

ネット情報によると最寄駅である浦和駅からスタジアムまで徒歩20分。
おひとり様旅行だったこともあり、節約と運動不足解消を兼ね
陽射しの照りつけるなか徒歩での移動を決行。
10分ほど歩いた頃に、残り1100mの案内看板発見。
遠い・・・7月の17時台にこの距離を歩くのは辛い・・・
厳しい距離だと感じたものの、意外にも親子連れ浦和サポも多く歩いていた。
試合とは関係ないところで、日頃の運動不足を痛感する。

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到着。
浦和レッズが数年前よりネーミングライツを獲得しているため、
スタジアムの壁には堂々とレッズのエムブレムが掲げられている。
特筆すべきスタグルは無かったものの
後から話を聞くとホーム側限定で有名ラーメンの屋台があるらしい。
こんなところでアウェーの洗礼を受ける。
まぁアウェー側はジュース販売のみであった二年前の群馬よりはマシだろうか

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都道府県に一つはあるであろう小型陸上競技場である。
陸上競技場のゴール裏にしては比較的見やすいのではないだろうか。

スタメン発表。
格下相手ということもあり、若手の起用も予想されたものの
J再開へ向けての絶好の調整の場として100%本気のスタメン。
周囲の小学生の動揺っぷりが非常に印象的であった。


16時、予定通りに試合開始。
事前に取り決めでも行われていたのか、この日の浦和サポーターは
点を決めたときなど限られた際にしかチャントを歌わずに静かに観戦。
悲鳴やざわつきがスタジアム内の大半を占める異様な雰囲気で試合が進む。

浦安はラッキーな形で一時同点に追いつく場面もあったが
最終的には格の違いを見せつけられ計8失点。
崩された場面もあれば、勿体無いミスでの失点も見られた。
またキーパーとしてはノーチャンスとも言えるスーパーゴールもあった。
後半ロスタイムに1点取り返すも、時既に遅し。
カテゴリの違いをはっきりと見せつける一方的な試合となった。

この日は、今年ブレイク中のスーパールーキー関根が輝いた。
途中出場で体力が有り余っている有利な状況であったが、
積極的にサイドで仕掛け、自身一人で点をもぎ取った。
リーグ戦でも決勝点となる初ゴールを決めるなどノリに乗っている関根。 
今後が非常に楽しみな逸材である。
リーグ全体で見ても、今年ナンバーワンのルーキーだろう。

帰りはおとなしくバスを使用。
チケット代より高くつくというおかしな状況に。

次は未踏の駒沢or西が丘制覇を誓い、埼玉を後にした。

J2 第20節 群馬×大分

 2014年6月28日 
 群馬2―1大分 [正田醤油スタジアム]入場者数:3795人
    [群馬] '08 青木孝太, '48 ダニエルロビーニョ
    [大分] '38 伊藤大介


スカパー!ハイライト 2014/6/28 J2第20節 群馬 vs 大分 - YouTube

 

直近二戦。栃木に敗れ、愛媛と分ける。
プレーオフ圏内を死守するため絶対に負けられない一戦。
雨予報が出るなか、ポンチョを用意し腹を括って群馬へ遠征。

諸般の事情により、JRではなくスカイツリーライン(伊勢崎線)で向かったが
電車の接続が上手くいかず、述べ一時間ほど駅で待ちぼうけをくらう。
2006年にカシマスタジアムへ遠征したときのことを思い出した。

伊勢崎駅より前橋駅へJRで移動。
ここでアウェーの洗礼地方の慣例を受ける。

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手動、電車のドアの開閉が手動。
ボタンですらない。

前橋駅到着時、
自動で開くものだと思い固まるまこしと、
怪訝な目でこっちを見ながら迷惑そうにドアを開ける女性。
いきなり恥をかく。アウェーだ。これがアウェーだ。

今回は一泊なので、ホテルに荷物を置きシャトルバスでスタジアムへ。

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シャトルバス乗り場へ向かう。

栃木は無料の貸切バスだったが、群馬は有料の路線バス。
隣同士のためか、どうしても群馬と栃木を比較してしまう。

到着後、話題のスタジアムグルメを堪能。
ソースカツ丼や揚げパン、イカ串焼きなどを購入。
しかし肝心の殿堂入りスタグル「鳥めし」は完売済み。無念。

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久しぶりの小型陸上競技場での試合観戦。
どうしてもファーサイドでの展開が観づらい。
時折選手の区別が付かなくなることもあり。
ゴール裏であれば、逆エンドで起こっていることはよくわからないだろう。
陸上競技場に来て、改めて実感する専スタの魅力。

雨予報だったものの、軽いぱらつきのみで、本格的な雨にはならず。
群馬サポの雨対策は完璧であった。
しっかりとしたポンチョの購入を検討するきっかけになった。

試合結果は今回もがっかりなものであった。
前半立ち上がり早々に失点。
PKで追いつくも、後半立ち上がりに再度失点。

栃木戦と同じような感想。
客観的に見ると勝てない試合ではなかったように思われる。
ゴール前までは良い形を作れているのだが
シュートが全く枠にいかない。
枠にさえ蹴りこんでおけばよいシーンでもポストに嫌われる。
田坂監督がゴール前でのパワーがないと嘆く理由がよく分かる試合だった。

FWと攻撃的MFの面子が流動的な大分であるが、この日は松本昌也が光った。
左サイドに張り、LSBの安川と二人でチャンスを作っていた。
中にグラウンダーのボールを入れた後に、PA内に侵入していく動きが
非常に素晴らしかったけれども、良いリターンが入らず、点に繋がらず。
前半の攻撃のほとんどが、左サイドから行われていた。
この形をもっと作れれば、得点パターンとして武器になるのではないだろうか。

固定出来るような選手がいない魅力的な選手が多いため
積極的にターンオーバーを行っている大分だが、
チェ・ジョンハンが退団したいま、松本昌也にはサイドの核となってもらいたい。

課題はRSBだ。駒が足りない。
貴重なCBの控えである若狭や、前線の西が務めていたが
ここまで、なかなか機能せず固定が出来ない。
この日は二種ルーキーの岩武が入っていたが、
攻撃では当たり障りのないパスのみ、
守備では一対一を抜かれ続け、
失点の原因となる残念な結果に終わった。
クロスに関しては、点にこそ繋がらないが
良いものを持っているようだった。
まだまだ若い、今後に期待である。

後半は風間をトップ下に下げ、後藤に代え高松をワントップに起用。
しかし高松は孤立し、攻撃の形がなかなか作れず、
個人的には悪手であったように思えた。
とはいえ幾つか決定的なチャンスを作れていたのも事実。
決定力さえつけばと改めて感じる試合であった。

群馬のダニエル・ロビーニョは非常に怖い選手であった。
今季群馬の試合を観るのは二度目であったが、
前回の試合でも非常に印象に残った。
守備をサボらず、常に全力でボールを負いながらも
最後まで足が止まらない豊富なスタミナ。
得点力も高く、近いうちにJ1へ個人昇格もあるかもしれない。

次節は前半戦最終節、千葉戦。
一昨年の昇格プレーオフの再戦である。
千葉も昇格戦線に残るために必死で来るだろう。
返り討ちにして、プレーオフ圏内で折り返したい。