まこしサッカー日和

思うままにつらつらと

第94回 天皇杯 2回戦 千葉×長野

 2014年7月13日 
 千葉3―2長野 [フクダ電子アリーナ]入場者数:3874人
    [千葉] '10 森本貴幸, '51 ケンペス, '69 森本貴幸
    [長野] '11 佐藤悠希, '39 宇野沢祐次


14/7/13 天皇杯 2回戦 ジェフ千葉 vs 長野パルセイロ ハイライト - YouTube

関塚新体制の初陣を見届ければならないという使命を感じ、今季二度目のフクアリ参戦。
相手は美濃部監督率いる昨季JFL王者AC長野パルセイロ
ジャイキリも充分に感じられる見逃せない一戦。

抜かりなくタッパを用意し蘇我に到着。
フクアリの楽しみの半分と言っても過言ではない喜作へ。
飲み物等を購入し、長野サポがひしめく列に並ぶ。

はずだった!が!

喜作はお休み。
主催の管轄が異なるため、大人の事情で出店出来なかったのか
そもそも動員が見込めず出店を見送ったのか。
確かに3000人台では難しいか。残念。
某ブログによると使わなかったタッパ叩いて応援した長野サポが居たとの情報も。
喜作リベンジも兼ねてまた行かねば。
今回喜作を食べられなかったサポーターのためにも長野には昇格を期待したい。
千葉が来年もJ2に居ること前提で話が進んでr

スタメン発表も終わったギリギリの時間に到着。
まだまだ天皇杯二回戦、当日券でも比較的安価であったためバック自由席を購入。

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近い。前日の駒場ゴール裏と比較すると天と地の差である。
フクアリは素晴らしい。
全チームがこのレベルのスタジアムで試合出来る環境が整えば
Jリーグも益々繁栄することだろう。
このスタジアムでJ1の試合が観たいというのが本音だ。

スタメンはリーグ戦21節と同じもの。
従来の基本布陣であった4-2-3-1ではなく森本とケンペスの2トップ。
本来は最前線(orトップ下)で仕事をする大塚を左サイドで起用していたのが印象的であった。

私個人は1トップよりも2トップを好む。
前回観に行った群馬戦でも2トップを採用し逆転勝利を収めた。
2列目の選手が豊富で、反対に計算できるFWの少ない千葉であれば
1トップを採用するのが自然な感じもするが是非継続して欲しい。

田中佑昌や兵働、山口智など、核となる選手が高齢化が懸念されるが
有望な若手に貧している千葉としては致し方ないだろう。
大岩と井出の成長が待たれるところである。

試合は千葉が先制し、一時逆転を許すもJ2の貫禄を見せ逆転勝利。
ケンペス、森本*2と決めるべき選手がしっかりと決めたが
それに繋がる動きも非常に組織的なもので魅力的であった。
先制点に繋がる兵働のパスは、少しサイドに流れてしまったが、
スペースを有効に使う素晴らしいパスであった。
最近は昨年終盤と違い、危険な低い位置で奪われることも少なくなり
攻撃の起点となるボランチとして非常に頼もしい。

失点に関しては最終ラインのミスが原因であった。
キム・ヒョヌンは最終ラインで直接失点に繋がるミスを頻繁に犯している。
大岩をSBとして使う以上、(また山口の引退が近いことを考えると)
今後活躍してもらわなければならない貴重な戦力である。
このままではJ1で守備が崩壊しかねないので今後の成長に期待だ。

特筆すべきは決勝点となった千葉の3点目だろう。
同点とされ、90分以内の勝利を目指す長野が前がかりになったところを突いた形になった。
あまり精力的な守備をしないとされる井出が、右サイドで間を取り時間を作っている間に
同じく守備をしないとされるケンペスが後ろからボール奪取。
ボールを受けた森本がハーフカウンターを叩き込み決勝点を得た。

見事な逆転勝利。
関塚就任前まで今年の昇格を絶望視していた千葉サポーターであったが
この状態が続くならばもはや夢ではないだろう。
今後関塚監督がどのような采配を振るうのか注目である。

先日ジャイールの復帰が発表された。
ケンペス森本の控えFW計算なのか、はたまた左サイドを主戦場とするのか。
個人的には後者と予想しているが、監督のみぞ知るところだ。
海外、鹿島と、2クラブ連続でレンタル延長のオファーが出なかったが
単純な実力面では申し分ない。

この記事を書いている間に、J2の後半開幕戦が行われ
千葉は苦手とする栃木グリスタで完封勝利を収めた。
遂に古豪がJ1復帰を果たすのだろうか。
まだまだ上位3チームを除けば団子状態のJ2。
最後まで目が離せない。