まこしサッカー日和

思うままにつらつらと

J2 第20節 群馬×大分

 2014年6月28日 
 群馬2―1大分 [正田醤油スタジアム]入場者数:3795人
    [群馬] '08 青木孝太, '48 ダニエルロビーニョ
    [大分] '38 伊藤大介


スカパー!ハイライト 2014/6/28 J2第20節 群馬 vs 大分 - YouTube

 

直近二戦。栃木に敗れ、愛媛と分ける。
プレーオフ圏内を死守するため絶対に負けられない一戦。
雨予報が出るなか、ポンチョを用意し腹を括って群馬へ遠征。

諸般の事情により、JRではなくスカイツリーライン(伊勢崎線)で向かったが
電車の接続が上手くいかず、述べ一時間ほど駅で待ちぼうけをくらう。
2006年にカシマスタジアムへ遠征したときのことを思い出した。

伊勢崎駅より前橋駅へJRで移動。
ここでアウェーの洗礼地方の慣例を受ける。

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手動、電車のドアの開閉が手動。
ボタンですらない。

前橋駅到着時、
自動で開くものだと思い固まるまこしと、
怪訝な目でこっちを見ながら迷惑そうにドアを開ける女性。
いきなり恥をかく。アウェーだ。これがアウェーだ。

今回は一泊なので、ホテルに荷物を置きシャトルバスでスタジアムへ。

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シャトルバス乗り場へ向かう。

栃木は無料の貸切バスだったが、群馬は有料の路線バス。
隣同士のためか、どうしても群馬と栃木を比較してしまう。

到着後、話題のスタジアムグルメを堪能。
ソースカツ丼や揚げパン、イカ串焼きなどを購入。
しかし肝心の殿堂入りスタグル「鳥めし」は完売済み。無念。

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久しぶりの小型陸上競技場での試合観戦。
どうしてもファーサイドでの展開が観づらい。
時折選手の区別が付かなくなることもあり。
ゴール裏であれば、逆エンドで起こっていることはよくわからないだろう。
陸上競技場に来て、改めて実感する専スタの魅力。

雨予報だったものの、軽いぱらつきのみで、本格的な雨にはならず。
群馬サポの雨対策は完璧であった。
しっかりとしたポンチョの購入を検討するきっかけになった。

試合結果は今回もがっかりなものであった。
前半立ち上がり早々に失点。
PKで追いつくも、後半立ち上がりに再度失点。

栃木戦と同じような感想。
客観的に見ると勝てない試合ではなかったように思われる。
ゴール前までは良い形を作れているのだが
シュートが全く枠にいかない。
枠にさえ蹴りこんでおけばよいシーンでもポストに嫌われる。
田坂監督がゴール前でのパワーがないと嘆く理由がよく分かる試合だった。

FWと攻撃的MFの面子が流動的な大分であるが、この日は松本昌也が光った。
左サイドに張り、LSBの安川と二人でチャンスを作っていた。
中にグラウンダーのボールを入れた後に、PA内に侵入していく動きが
非常に素晴らしかったけれども、良いリターンが入らず、点に繋がらず。
前半の攻撃のほとんどが、左サイドから行われていた。
この形をもっと作れれば、得点パターンとして武器になるのではないだろうか。

固定出来るような選手がいない魅力的な選手が多いため
積極的にターンオーバーを行っている大分だが、
チェ・ジョンハンが退団したいま、松本昌也にはサイドの核となってもらいたい。

課題はRSBだ。駒が足りない。
貴重なCBの控えである若狭や、前線の西が務めていたが
ここまで、なかなか機能せず固定が出来ない。
この日は二種ルーキーの岩武が入っていたが、
攻撃では当たり障りのないパスのみ、
守備では一対一を抜かれ続け、
失点の原因となる残念な結果に終わった。
クロスに関しては、点にこそ繋がらないが
良いものを持っているようだった。
まだまだ若い、今後に期待である。

後半は風間をトップ下に下げ、後藤に代え高松をワントップに起用。
しかし高松は孤立し、攻撃の形がなかなか作れず、
個人的には悪手であったように思えた。
とはいえ幾つか決定的なチャンスを作れていたのも事実。
決定力さえつけばと改めて感じる試合であった。

群馬のダニエル・ロビーニョは非常に怖い選手であった。
今季群馬の試合を観るのは二度目であったが、
前回の試合でも非常に印象に残った。
守備をサボらず、常に全力でボールを負いながらも
最後まで足が止まらない豊富なスタミナ。
得点力も高く、近いうちにJ1へ個人昇格もあるかもしれない。

次節は前半戦最終節、千葉戦。
一昨年の昇格プレーオフの再戦である。
千葉も昇格戦線に残るために必死で来るだろう。
返り討ちにして、プレーオフ圏内で折り返したい。